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子犬や子猫の動物病院デビュー|スムーズな診察のための準備と注意点

2024年07月

スーパーライザー

子犬や子猫は成長段階で体調を崩しやすく、ワクチン接種や健康チェックのために動物病院へ通う機会が多くあるでしょう。しかし、どのように準備をし、実際に動物病院に連れていく方法については、多くの飼い主様が不安を感じることだと思います。

そこで今回は、子犬や子猫を初めて動物病院へ連れていくときの準備やマナーなどについて解説します。

動物病院に連れていく前の事前準備

子犬や子猫を動物病院に連れていく前に、いくつかの事前準備が必要です。

初めて動物病院に行く際は、まずホームページを確認し、予約が必要かどうかをチェックしましょう。診察時間や休診日を確認しておくことも大切です。

また、ペットの基本情報(生年月日、性別、既往歴など)を整理しておくとスムーズに診察が進みます。必要に応じて、ワクチン接種記録や過去の診療記録も持参しましょう。

子犬や子猫は抵抗力が弱く、ちょっとした体調不良が命取りとなります。様子がおかしいと感じたら、早めに動物病院へ相談しましょう。

持ち物

動物病院に持っていくべきアイテムをリストアップしてみましょう

ペットキャリー

移動中の安全を確保するために必須です。子犬や子猫が安心できるように、ペットキャリーの中にはお気に入りの毛布やおもちゃを入れておくとよいでしょう。

また、免疫力の弱い子犬や子猫は、他の動物から病気をもらうリスクが高いため、他の動物との接触を避けるためにも、ペットキャリーに入れて来院しましょう。

健康記録

前述したように、過去に接種したワクチンの証明書、生年月日が記載された書類、マイクロチップの証明書、その他ペットショップやブリーダーから渡された書類一式などは、必ず持参してください。

リードとハーネス

ペットキャリーから出す必要がある場合に備えて、リードとハーネスも持っておくと便利です。

便や吐物

体調不良の際、場合によっては糞便検査が必要となることもあるので、最近の便や吐物を持参するとスムーズです。乾かないようにラップ等に包んでご持参ください。

食事内容がわかるもの

子犬や子猫は、食べ物によっても体調が変化しやすいです。食べているフードやおやつ、サプリメントのメーカーや具体的な商品名がわかると、診療の助けになります。袋ごと持ってくるのは荷物になるので、メモや写真を撮っていただければ大丈夫です。

汚れてもいいタオル

愛犬や愛猫が怖がって粗相をしてしまうこともあるため、汚れてもいいタオルやペットシーツを持参することをおすすめします。また匂いがついて慣れているタオルだと、愛犬や愛猫が落ち着くこともあります。

連れて行く方法

車での移動

車での移動中はペットキャリーを車のシートに固定し、安全を確保します。子犬や子猫が驚かないように、静かな音楽を流すか、話しかけて安心させてあげましょう。

また、放しておくと小さい子犬や子猫が逃げてアクセルペダルやブレーキペダルの裏に潜り込む場合があり、事故につながることもあります。

自転車での移動

自転車での移動中は、ペットキャリーをしっかりと荷台に固定するか、リュックサック型のキャリーを活用してください。

前の荷物かごにキャリーを乗せるのは安定性に欠け、子犬や子猫も揺れて驚いてしまいます。また、前の荷物かごにキャリー無しで動物を入れると飛び出す危険があるので、絶対におやめください。

公共交通機関の利用

公共交通機関を利用する場合も、ペットキャリーが必須です。混雑する時間帯を避けると、子犬や子猫にとってストレスが少なくなります。

特に猫は犬以上に神経質な動物です。安心させるためにペットキャリーの上からタオルや毛布を被せて、外が見えないようにすることも効果的です。

待合室でのマナー

動物病院の待合室では、他の動物や飼い主様たちがいるため、マナーを守ることが大切です。以下に待合室での基本的なマナーを紹介します。

距離を保つ

待合室には様々な動物が集まります。中には他の動物に対して敏感な子もいますので、できるだけ他の動物と距離を保つようにしましょう。

攻撃性がある場合や、緊張しやすい場合は特に配慮することが重要です。

他の動物が苦手な子は、受付でお声がけして戴ければ外待合や車の中で待機することも可能です。

ペットキャリーやリードで管理

犬の場合は、待合室でもペットキャリーに入れておくか、リードとハーネスを使用してしっかりと管理しましょう。自由に動き回らせることは避け、他の動物や飼い主様への迷惑とならないようにすることが大切です。猫の場合は脱走してしまう可能性があるため、ペットキャリーの中で待機させましょう。

待合室では、愛犬・愛猫から目を離さないようにしましょう。

騒がしくしない

待合室では静かに過ごすよう心掛けましょう。大きな声で話したり、犬や猫が大きな声で鳴いたりすると、他の動物がストレスを感じる原因となる可能性があります。

愛犬・愛猫がペットキャリー内で不安げに鳴いている場合は、優しく声をかけ、自宅の匂いがついているタオルなどをかけて安心させるとよいでしょう。

清潔を保つ

愛犬や愛猫が待合室で排泄してしまった場合はすぐにスタッフに知らせ、適切に対応してもらいましょう。その糞尿が診療の一助になる場合もあります。自分で処理できる場合は、ペット用の清掃グッズを持参すると便利です。

スタッフの指示に従う

動物病院のスタッフは、動物や飼い主様の安全と快適さを最優先に考えています。スタッフの指示に従い、必要な場合はサポートをお願いしましょう。

おやつをあげない

他の動物を刺激しないためにも、待合室で食べ物を与えることは避けましょう。

診察中のポイント

診察中に重要なことを伝え忘れないよう、来院した経緯やこれまでの症状、質問事項をメモにまとめておきましょう。診察中に獣医師から指示された内容も、後で忘れないようにメモを取ることをおすすめします。

避妊や去勢手術を検討している場合は、早めに獣医師に相談しましょう。手術のスケジュールや手術前の検査について詳しく説明してもらえるので、安心して準備を進めることができます。

まとめ

今回は、動物病院への準備や連れていき方について解説しました。初めての動物病院は、動物達だけでなく飼い主様も不安を感じるものです。

この記事が、みなさんの不安を少しでも和らげ、安心して動物病院に行ける手助けとなれば幸いです。

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